扉をくぐると、、、暑い。
全然換気が出来てなくて、熱がこもっている。
モロッコ旧市街のレストランって、窓がないのだろうか。
昨日も、一昨日も、夕食のレストランに窓を見た記憶がない。
どこも換気のために、扇風機を回していた。
今日のお店に至っては、扇風機すらないよ。
お店の奥まった所に通される。
10人がやっとは入れる感じの、半個室みたいな場所だ。
じゃあ、飲み物を選ぼう。
ボクは今回はオレンジジュースにしよう。
かなり歩いたので、すっきりしたものが飲みたい。
しばらく待っていると、飲み物と食べ物が次々に運ばれてくる。
お、モロッカンパンは同じだけど、その後がいつもと少し違う料理だ。
前菜や副菜が豊富で、バリエーションがある。
「あ、ヌテラやん。ちょっと取って」
みーが隣のテーブルに置いてある、チョコレート色のボトルに気づく。
ヌテラ?なんだソレ?
「ヌテラ知らん?パンとかに塗るチョコやん」
へぇ~。
見たことはあるけど、ヌテラっていう商品なんだ。
ケチャップボトルのようなものに入っていて、手を汚さずに塗れる感じ。
はい、どうぞ。
みーがモロッカンパンに塗っていく。
たしかに、味変していいかもしれんけど、めっちゃ水分欲しくなるでしょ。
「うん、美味しい!」
へぇー、ボクは遠慮しとくよ。
その後は、ひろしがヌテラを塗っていく。
そして、テーブルには引き続き料理が次々と。
もう21時だからねー。
あんまりたくさん食べる気にもならないや。
これはモロッコで始めて見る。
焼いた肉が鉄串にささっており、いわゆるサテーの様なものだ。
ソースは直についていないので、事前に運ばれていた小皿に分けられたソースをお好みでつける。
これ美味しいね♪
続いて定番のタジン鍋。
む?これは肉がパサパサだ。鶏肉に水分がなくて、中々喉を通らない。
蒸してるはずなのに、これはどういうことだ?
使っている鶏が悪いのか、調理方法が悪いのか。
残念な感じだ。
最後、デザートはフルーツの盛り合わせ。
黄色いメロンの様なものが気になるな。
実の部分も黄色いが、皮の部分をみるとこちらも黄色い。
あ、これ街でリヤカーに乗せられて大量に売られてたやつじゃん。
あれメロンだったのか。
食べてみると、薄味のメロン。
甘みも薄っすらあって、ボクは好きだ。
「えー、これ薄くない?」
みーはちょっと不満っぽそう。
たしかに日本のメロンと比べたら、味も甘みも薄いだろうけど、マズいほどじゃなくない?
ご馳走様。
今日もめっちゃ時間が押したため、もう遅い時間だ。
22時前か。
レストランの方も、他の席は片付け始めている。
それじゃ、ホテルに行きますか。
また暗い路地を抜け、バスを降りた地点に戻ってくる。
ここは本当に迷路だな。
自分一人で入って行ったら、絶対に戻ってこれないし、目的の場所にも行けなそうだ。
そして、ここでヤマニーさんとはお別れだ。
分かり易いガイド、本当にありがとう。
この記事へのコメントはありません。