Travel Diary

モロッコ最終日 車窓の景色から思い出すモロッコの旅

スーツケースを引っ張りながら、バスが停まっている場所まで移動する。
この辺の複雑な道も、だんだん慣れてきたな。
ようやく道を覚えてきたところでサヨナラは、ちょっと悲しいかも。

昨日の朝、映画の撮影をしていた場所へやって来る。
この辺りは道が広くなっており、ロータリーもあるのでバスが停められるのだ。

全員分のスーツケースを、バスの荷台に詰めていく。
このバスに荷詰めするのも、これが最後。

よし、それじゃカサブランカ空港に向けて出発!

マラケシュの新市街を通り抜けていく。
やっぱりキレイだな、この街は。交差点の真ん中には噴水がある所も多い。

広くて大きな道路が、あちこちあるのも特徴的だ。
街全体の計画が、しっかりされているのだろう。

マラケシュの新市街を抜けると、車窓の様子が一気に変わってくる。
岩や砂の多い、茶色の世界。
人がほとんど住んでいない所は、ずっとこんな景色だ。

バスを見回してみると、ほとんどのメンバーが寝ている。
昨日も遅かったし、何より疲れが溜まっているよね。

ボクはほどほどに寝られたので、それほど眠くはない。
それと、旅の間はあまり寝なくても大丈夫なんだよね。
気分が高まって、感覚がマヒしているのかもしれない。

ふと気づくと、バスはいつの間にか高速道路を走っている。
ぼーっと外を見ていると、このモロッコ旅の思い出が、次から次へと思い出されるな。

最初は皆と羽田空港で初めて会って。
簡単な自己紹介の後は、すぐに搭乗。それから丸1日以上かけて、シャウエンに着いたっけ。

シャウエンではモロッコの初めてが多くて、受け止めるので精いっぱいだった。
しかし、あの青の街は唯一無二だよね。

綺麗なサンセットも、大事な思い出だ。

そしてヴォルビリス遺跡にフェズ。
遺跡の迫力とフェズの迷路のようなスークには、本当に驚いた。

 

旅のハイライトは、なんと言っても砂漠だ。
これは、これまでの自分の人生の中でも、異次元の光景だった。
あんなに美しくて感動で心がいっぱいになる景色は初めて見たかもしれない。

夜の静寂は、一生忘れないだろう。

その感動的な体験の翌日は、アイト・ベン・ハッドゥだ。
正直、想像以上の絶景だったかも。

もともと自然の岩山だったはずだけど、そこをくり抜いて削って、今では住居としている。
頂上からは、辺り一帯が360°見渡せるのだ。

そしてアトラスを越えて、昨日一昨日からいたマラケシュへ。
街の中心であるジャマ・エル・フナ広場は、活気がものすごかった。
涼しくなる夜の方が人が多く、お店の方達も積極的に声を掛けてくる。

それに夕方の広場は、なんとも幻想的な光景だった。

主要な都市だけだけど、10日間でモロッコを東西南北周遊できたのは、とても貴重な経験だったな。
それも旅好きで写真好きな、素敵な仲間たちと一緒に旅をできたことも大きな財産だ。

伊佐さん以外、それぞれがほとんど初対面だったにも関わらず、旅という共通した価値観を通してすぐに仲良くなれたな。
その仲間たちとも、あと一日ほどでお別れだ。

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