バリの夜は、基本真っ暗だ。
車の走る道路も街灯は抑え気味になっている。
特に人の少ない田舎の方は顕著だ。
けれども、その田舎っぽさが昔ながらの生活を続けている、何よりの証拠。
観光地化して賑わっている場所と、地元の方の素の生活。
こんな風にはっきりと分かれていることが、元々の生活を壊さないための秘訣なのだろう。
観光客としては勝手な思いだけど、このままでいて欲しいと思う。
車はだんだんと明るい道を走るようになる。
どうやら繁華街に近づいてきたようだ。
「ここはサンセットストリートという道ですね」
旅行ガイドで見た記憶がある。
ボクの泊まるホテル近くのメインストリートだ。
メインストリートから海の方へ、車が方向転換する。
パドゥルさんもボクも地図アプリを使って、道を探している状態だ。
サンセットストリートから一本入った道は、賑やかなパブが並んでいる。
この辺りは、完全に欧米型の観光地だ。
お、ここを左折じゃないですか?
マリオットを右手にして、十字路を左折。
「この辺りですね」
はい、半日本当にありがとうございました。
少ないですけど、お礼です。
500円くらいのチップを、パドゥルさんに渡す。
パドゥルさんのおかげで、色々知ることができました。
さて、チェックインだ。
夜も9時を過ぎているため、レセプションにはボク一人。
優しそうな受付スタッフに部屋に案内される。
途中には大きなプール。
ちょろちょろと水の音が涼し気だ。
左奥がボクの部屋らしい。
リビングは大きな窓がしつらえてあり、エアコンのない自然風で過ごす感じだ。
ダイニングテーブルとソファ。
そしてテレビや冷蔵庫が完備してある。
このリビングだけでも結構な広さだけど、ベッドルームはどうなのかな?
おぉ!
いい感じじゃん。天蓋付きで虫が入ってこないようになっている。
そしてエアコンが付いているので、快適だ。
正直リビングは蒸し暑くて、快適に過ごすには少しツライ。
ベッドルームはベッド自体はキングサイズで大きいけど、部屋が少し狭いかな。
ここで荷物を広げるのは大変そうだ。
お次は隣のシャワールーム。
なんだコレ?!
大きな円形のバスタブ。中には花びらが散りばめられている。
オシャレだなぁ。
あとは、アメニティ。
こちらも申し分ない。
一つ一つの箱が再生紙っぽくて、エコが意識されたものだ。
「Excuse me!」
ん?なんだ??
玄関の方から声がする。
はーい。
返事をするとスタッフの方がウェルカムドリンクを持ってきてくれた。
ココナッツの生ジュースと、何かのお菓子だ。
Thank you!
のども乾いていたし、さっそく飲もう。
うん、美味しい。
ほんのり自然な甘さで、ちゃんと冷えていて暑さが和らぐ。
このお菓子は何だろ?
袋を開けて一口かじってみる。
うげっ、あまり得意じゃないやつだ。
シナモンを固めたような感じで、噛むとボロボロ崩れる。
これは、、、普通に食べるものではなくて、ココナッツジュースに砕いて混ぜるのかな?
よく分からないけど、避けておこう。
そして気になったのは、このストロー。
紙製のストローだ。
環境に配慮しているのが分かってよいけど、実際に使ってみると少し使いづらいかも。
時間が経つとふやけてくるし、乾いた唇には引っ付く。
スタバでは今後紙ストローになるみたいだけど、作り方を工夫しないとダメかもね。
さて。
お腹も減ったし、外に出てお店探そう。
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