ご飯を食べ終わり、キンタマーニ高原を後にする。
めっちゃいい景色だった。バリはやはり絶景の宝庫だ。
「次はティルタ・ウンプル寺院行きますね」
はい、お願いします。
ティルタ・ウンプル寺院も楽しみにしていたスポットなんだよね。
写真で見ると、打たせ湯みたいな感じで水が出ていて、観光客なんかが泉に入って打たれることができるらしい。
全身ずぶ濡れになるのでボクは入らないけど、水に打たれてお清めしている人々を撮りたいなぁ。
下り道を車が下っていく。
だんだん地上の方へ向かっているようだ。
キンタマーニ高原から30分ほど。
ティルタ・ウンプル寺院に到着だ。
訪れる人は車やタクシー、バスで来ている。
駐車場前のタクシープールには、ひっきりなしに車がやってくる。
ボクは先に降ろしてもらい、チケット売り場前で待機。
待っている間に、寺院に入る前の景色を撮っておこう。
ヤシの実っぽいけど、木が違うか。
なんのフルーツなんだろ?これ。
しばらくしてジュウさんがやってきた。
チケットを買い、寺院の中へ。
お、すごい大きな木。
少し歩いて中に入ったところに、大きなガジュマルの木が柵に囲まれて立っている。
「バリではガジュマルの木の下に座ってはいけない、という言い伝えがあります。ガジュマルの木は悪魔が住むと言われています」
ほぉー。
面白い話だ。座っては行けないけど、お供え物の様なものがたくさん置いてある。
さらに先の方へ。
小さな門の前に立ち、ジュウさんの説明。
「ここは、ティルタ・ウン・プル。聖なる水が湧く寺院という意味です」
聖なる泉か。
昔は自然に湧いてくる水が、とても貴重だったのだろう。
門をくぐる。
おぉ、写真で見たことのある光景だ。
沐浴場にたくさんの人が浸かり、みずを浴びて身を清めている。
ざっと50人弱くらいいるだろうか。
皆袈裟を着て、お腹の位置くらいまで深さまで濡れている状態だ。
石壁の方からは細い筒が伸び、水が打たせ湯のように出ている。
その水を頭から被っている人も。
見た所、西洋人もけっこう多い。
けれど、地元民の方のほうが割合的には多いかな。
位置を変えて撮影。
こうやって上の方から見ると壮観だな。
皆まじめに沐浴をしている。
本当にヒンドゥー教が根付いた土地なのだと、改めて感じることができるよ。
沐浴場を通り抜け、奥の本殿の方へ。
「寺院は3つの区画に分かれています。今から行くところは一番奥ですね」
なるほど。
寺院のつくりにも何か意味があるのだろうか。
奥へ進むと本殿があり、そこにはお坊さんとお祈りを捧げる信徒しか入れない様になっている。
そして、ちょうどお祈りをしている方たちが見える。
あの空間だけ厳かな雰囲気だ。
続いてやってきたのは、水が湧き上がる泉。
すっごいキレイですね。あと、泉の上を水鳥が乱舞していて、たまに水面をたたいている。
どうやら飛びながら水を飲んでいるようだ。
湧き上がる泉の水の跡なのか、水鳥の水面を叩く跡なのか、水面に波紋がいくつも広がっている。
お寺はここまで。
あとは来た道を戻り歩いていく。
キレイで厳かな雰囲気のあるお寺だったな。
さすが世界遺産だ。
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