カフェを出て、カフェ前の道を道なりに進んで行く。
目的の一番には5分ほどで到着。
『永楽市場』というらしい。
道路の反対側には、おそらく卸の建物だろう。
そして道の両側にはお土産屋さんがびっしり並んでいる。
歩きながら色々なお店を見ていると、けっこう楽しい。
「しかし、この匂い何なんだろね?」
たしかに。
さっきから何か腐ったような激臭が、あたりを漂っている。
東南アジア圏に多い、鼻の曲がるような匂いだ。
たぶんフルーツとか肉とか、本当に腐ってるんだと思う。
そして排水とかから匂ってくるのかなぁ。
けっこうキツめの匂いを、3分くらいかがされた。
キレイ目なお店もまあまああるんだけどね。
道の途中で、おかしなオブジェ発見。
何かのキャラクターなのかな。
さらに奥に進んで行くと、先輩の奥さんが一つのお店で足を止める。
中に入って行くので、皆あとに続いていくと、店内にはカラスミやツバメの巣といった、高級食材がたくさん。
すごいな、このお店。
日本のテレビ番組でも紹介されたお店らしく、日本語の話せる店員さんが接客をしてくれる。
「カラスミいい品たくさんありますよ」
といって、お店の奥からほどよい大きさのカラスミを出してきた。
色と言い大きさと言い、バッチリじゃない?
「おー、いいねぇ。」
先輩の奥さんがカラスミを見ながらつぶやく。
ボクは店内をちょっと見て回ろう。
すぐ後ろには、冬虫夏草などが大量にビンに入っている。
え?30万円?!
1kgなのか何なのか単位が分からないけれども、めちゃくちゃ高い。
高級食品なので、そのくらいの価値があるのだろう。
どの商品も高く、カラスミがかわいい感じの値段だ。
先輩の奥さんは、程よい大きさのカラスミをゲット。
2パック買ったみたい。
「お土産も買ったし、それじゃマッサージ行こう」
ちょっと楽しみな、台湾マッサージ。
永楽市場からけっこう歩く。
15分くらいは歩いたのかな。汗がじわじわ出てくる。
到着したのは、街中にある普通のマッサージ屋さんだ。
看板には日本語も出ていて、日本人観光客のボクらでも入りやすい感じ。
外の通りから、中の様子も少し見え、けっこう賑わっていそう。
ごめんくださーい。
中に入ると、希望するマッサージのコースを選ぶように言われる。
先輩は足つぼのコース。
ボク含めて他の3人は、上半身マッサージのコースだ。
先輩は先に足つぼのマッサージを受ける。
気持ちよさそうだ。
少し待つと、ボクは2階に行くよう案内される。
お店の奥の階段を上り2階へ。
細長い店内に、奥に向かってずらっとベッドが並んでいるようだ。
一つ一つのベッドにはカーテンで仕切りがされている。
あれ?
2階のベッドいっぱいじゃん。
階段に戻り3階へ。
3階も半分はベッド。そして半分はスタッフのバックヤードなのかな。
と、女性の施術師さんが付いてくれる。
英語っぽい言葉で、どのコースを希望するか聞いてくれているようだ。
ボクは3番のコース。上半身、とジェスチャー交じりに言う。
多分分かってくれたのかな?
靴を脱いでベッドにうつぶせに。
そのまま施術が始まり、肩や背中を中心に施術が始まる。
おぉ、イイ感じ。
骨と筋肉の付け根の部分を的確に揉んでくれて、凝ってる部分がほぐれていく感じがするぞ。
あぁ、気持ちいい。
腕や腰、お尻の上部まで揉みほぐしてくれる。
。。。
はっ!
気持ちよくなってきて、いつの間にか寝てしまっていたようだ。
身体を起こされて、肩をパンパンやられたと思ったら、急にマッサージが終了。
ふぅ、気持ちよかった。
終了を告げられたので、1階に降りようとするとお金を要求される。
ここで払うのか。1階かと思った。
300台湾ドルを支払い、お姉さんにお礼を言う。
それじゃ、1階に戻ろうか。
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