Travel Diary

日本 北海道 シマフクロウの観察施設でスタンバイ

ホテルを出発し、先ほど訪れたシマフクロウ・オブザバトリーへ。
陽が落ちて辺りはすっかり暗くなっている。

今回シマフクロウの観察をするのはボクだけだ。
両親と弟は、宿で夕飯を食べている。

ボクは途中コンビニでご飯を買って、観察小屋で食べる予定だ。

道の駅近くに唯一あるコンビニ、北海道シェアNo.1のセイコーマートに寄る。

セイコーマートの特徴は、お弁当や総菜パンをお店のキッチンで作っているところだ。
店舗スペースの関係上、お店で作っていないところもあるらしいけど。

飛行機の中でお昼ご飯を食べただけだけど、それほどお腹が減っていない。
なので適当におにぎりとコロッケパンを購入。

そこから5分ほどで、シマフクロウ・オブザバトリーに到着。
やば、駐車場がいっぱいだ。

さっき来た時におばちゃんに言われた通り、川沿いの草むらに車を停める。

こんばんはー。
「あ、さっきいらしたお兄さんだね」
はい、よろしくお願いします。

小屋の中にはすでに人がたくさん。
予約時に6時半くらいまでには来て、と言われたので早めの6時くらいなのだけど、皆すでにスタンバイ状態だ。

食堂の方はすべて席が埋まっているので、奥の方の建物に行く。
お、奥の建物の一番手前が運よく空いている。
ここにしよう。

三脚を組み立てて、撮影の準備を始める。

まずは試し撮りしよう。
初めて望遠レンズを使うので、どんな感じに撮れるのかあまり想像がつかない。

ホームページに載っていた通り、ISO6400にしシャッタースピードを1/80に設定。
フクロウがやってきて、餌を簡単に取れるように作られた餌場にピントを合わせる。

あれ?
明るさが全然足りない。
もう少しISOを上げよう。

ISOを12800にする。

うーん、このくらいかな。
これ以上上げるとノイズがひどく出てきそうだし。

あとはフクロウが来てくれるまで、ひたすら待ちだ。

「どこから来たの?」
と、隣で立派なカメラを構えているおじさんに声を掛けられる。

東京からです。いつもここには来ているんですか?
「うん、毎年来てるよ」

ほー、ベテランだ。

「裏から鳴き声がするから、すぐ近くまで来てるよ」
え?鳴き声した?

シマフクロウの鳴き声は聞いたことがないから、全然認識できない。
ちょっと外出て聞いてきます。

小屋の裏側、山側の方へ出る。
うーん、聞こえないなぁ。

ぼーー。

お?これがシマフクロウの鳴き声か?!
想像していた声よりも、少し低い。

急いで中に戻る。
今鳴きましたよね?

「そうそう、今の」
おぉ、感動。
確かに鳴き声が聞こえるということは、すぐ近くにいるということだね。

買ってきたご飯を食べつつ、カメラ前でスタンバイ。
ご飯も食べ終えたけれど、全然来ないなぁ。

鳴き声が聞こえ始めてから、そろそろ1時間だ。

ぼーっと外を眺めていると、視界の端から何かが飛んでくる。
「来た、来た!来た!!」

おっしゃー、来た!

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