Travel Diary

ドイツ ボン 貴重な品が目白押し ベートーベンハウスの見学ツアー

ベートーベンハウスを案内してくれるガイドの方と合流し、最初の部屋へ入る。
最初の部屋には、ベートーベンの肖像画や使用していた楽器など、様々な文化的価値の高い資料が展示されている。

おぉ!
音楽の教科書や音楽室でよく見る、ベートーベンの肖像画が展示されている。

鋭い眼光でこちらを見てくるベートーベン。
途中からは耳が聞こえない中、それでも作曲や音楽活動に当たった、音楽への熱意が伝わってくる。

この肖像画撮りたいんだよなぁ。
けれど、ガイドさんからはこの部屋は写真撮影禁止の旨を言い渡されているので、残念ながら撮ることができない。

せっかくの機会なのに、撮ることができないなんて!
あぁ、めっちゃ悔しい。

一番有名な肖像画の他にも、ベートーベンの幼少期の肖像画など、貴重な品がこれでもか、という具合に詰まっている。
恐らくだけれど、この部屋がベートーベンハウス一番のハイライトなんじゃないだろうか。

ここで少しベートーベン小話。

2020年はベートーベン生誕250周年になる。その記念となる年に向けて、ボンの街も盛り上がってきている。

1770年に生を受けたベートーベン。
幼少期の頃から、宮廷歌手だった父親によってその才能を見出されて、宮廷でもヴィオラなどの演奏をしていたらしい。
そして16歳で、モーツァルトへの師事を目指してウィーンに向かったようだ。

けれどもモーツァルトの弟子になることはできず、母親も病気になったためにボンに帰ってくる。
その後再びウィーンに向かい、ハイドンの弟子になったりするが、20代後半ですでに耳に異常をきたしていたらしい。
その後、40代後半で完全に聴力を失うことになる。

聴力を失うという最大の危機が襲うということもあるけれど、それに加えて父親が酒におぼれたり、ベートーベン自身も聴力を失うといったことに絶望した時期もあり、とても波乱万丈な一生だと感じる。

普通音楽家の命でもある聴覚がなくなったら、本当に絶望だよね。
それでも作曲を続けていくことになるのだから、本当に尊敬する。

重要な展示物の詰まった1階をあとにし、2階へ上がる。

2階に来てすぐ。
廊下には美しいヴィオラがガラスケースに保存されている。
ここは写真撮影OKみたい。

このヴィオラは、ベートーベンが幼少の頃に宮廷での演奏に使っていたものらしい。

木の模様と表面のツヤ。それに弦の繊細さが間近で見られる。
本当に美しくて、ずっと見ていられるなぁ。

ガイドの方の説明が終わった。
少し経ってから、先に進み始める。

ベートーベンに関する小物なども貴重な資料。
当時の心の内を知ることができたりもするので、とても重要だ。

次の部屋には楽譜がメインに展示してある。
その他にも母親や姉とやり取りした手紙など、ベートーベンの青年期のものが飾られてある。

このような手紙のやり取りから、青年期のベートーベンの家族に対する想いなんかも分かってくるんだろうな。

その次の部屋は、壮年期のものが展示されている部屋だ。
こちらにも多くの楽譜が展示されている。
ベートーベンの直筆なので、すごい貴重なものだ。

この机もベートーベンが使用していたもの。
250年近く前に実際にこの机で作曲していたのかと思うと興奮してくる。

クラシックを少しだけ好き、というボクでさえ興奮してくるのだから、がっつり好きで実際に携わっている人は本当に震えるのではないだろうか。

ガイドさんが別の部屋へと移動する。
皆が移動したあとに写真を撮るので、ちょっと遅れ気味かな。

まあ説明がほとんど理解できないので、写真だけはしっかり撮っておかないと。

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

これまでに訪れた国

PAGE TOP