水中でのレクチャーが終わり、いよいよダイブ。
といってもビーチインだから、底まで沈んでそのまま底を這うように進んで行くだけなのだけど。
海中を進んでしばらくすると、サンゴが見えてきた。
サンゴの周りにはカラフルで小さな魚がたくさん泳いでいる。
海の中には本当に綺麗な世界が広がっているなぁ。
フワフワと浮いている不思議な感覚の中、地上とはまったく違う世界を見られるのが面白い。
久々にダイビングをしたけれど、やっぱりいいね。
その後もいくつかのサンゴを回っていく。
水深は5mくらいか。
体験ダイビングだからなのか、全然深くは潜らないな。
あるポイントに到着。
インストラクターの方がパンくずを出す。
と、一瞬の間にお魚が次々と集まってきて、周辺には魚が乱舞する光景が広がる。
ダイビングでよくある光景だけど、何度見てもすごい。
パンくずの欠片の一つをもらい、目の前にかざして崩していく。
んーーー、めっちゃすごい。
魚が指をついばむ感覚が伝わってくる。
魚たちが遠慮なしに、ボクの方に向かって突っ込んでくるよ。
魚は目の前の餌に夢中なので、指でお腹をツンツンしても逃げもしない。
けっこう色々やりたい放題できるのが面白いな。
その他にも、岩陰に隠れていたカサゴがいたり、刺激を与えると一瞬で海底の砂の中に潜ってしまうイソギンチャクの仲間など、今まで見たことのない生物を見ることができた。
そして次に遭遇したのが、あの魚群。
さっきはシュノーケリングだったので、上から魚群を見ていた格好になる。
今度はダイビングなので、下からだ。
さっきと違う角度で、下から見るとまた迫力が違ってくるな。
楽しい時間はあっという間だ。
だんだんと水深が浅くなり、足が底につくようになる。
体験ダイビングももう終わりの時間だ。
うおっ、重い!
水の中だと身体とボンベが浮力で軽く感じていたけれど、上がると一気に重みがのしかかってくる。
足が中々前に進まず、身体もフラフラと揺れるな。
しっかり足腰に力を入れないと、倒れてしまいそうだ。
そうだ、あの魚群の正体を聞いてみよう。
すいません、あの最後の魚の群れは、何の魚ですか?
「あれはカタクチイワシの群れですね。この時期になると岸の近くに来るんですけど、ここまで近くに入り込んでくるのは珍しいですよ。あの群れを見たくて、わざわざ来る人もいるので、見れて良かったですね」
ほー、カタクチイワシの群れだったのか。
あの群れのイワシはけっこう大きかったな。食べたら美味しそうだ。
そんな話を聞きながら、最初にボンベを背負った場所に戻る。
重りをまず下ろし、続いてボンベを下ろす。さらにウェットスーツを脱いで、今回の体験ダイビングは完全に終了だ。
インストラクターさん、ありがとうございました。
はぁー、楽しかった。
もうちょっと深く潜ってみたかったけれど、体験ダイビングだとこんなものか。
どうでした?
他の皆に感想を聞く。
「めっちゃ良かったよ。楽しかった」
という感想が聞けてボクも満足だ。
ダイビングはボクの提案だったので、みんな喜んでくれて嬉しい。
「もうちょっと深く潜ってみたかったなー」
ふふふ。
物足りなさを感じているということは、まだまだやってみたいと思っているに違いない。
今度どこかの海に一緒に行った時には、もっと深くまで潜れるコースに挑戦したいね。
時刻は12時過ぎくらいだ。
ちょうどランチの時間なので、マーメイドの運営するレストランに行こう。
クロワッサン型の島の上部のビーチから、真ん中の方へ坂道を上る。
いい景色だ。
朝よりもだいぶ晴れて、風も気持ちがいい。
午前中からそうとう泳いで動いていたので、お腹がだいぶ減ったよ。
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