朝日を右から浴びて、出雲大社の境内へ。
今日は朝から天気も良くて、とても気持ちの良い日だ。
鳥居をくぐると、神社には珍しく奥に向かって、つまり本殿に向かって参道は少し下り坂になっている。
普通は本殿が高い位置にあって登っていくものだけどね。
参道の左右には気になるところがちらほらある。
やっぱりここにも土俵だ。
国譲りの本拠地だし、まああるよね。
100mほど歩いてきたところで、お堀のようなものが現れる。
神社の中にこういう堀みたいなものがあるのも珍しいね。
さらに先に進もう。
ここからは長い杉並木。
根っこを傷つけないために、真ん中の部分はできるだけ通らないようにしよう。
神様の通り道でもあるわけだし。
参道の左側に気になるスポットを発見。
ちょっと行ってみよう。
出雲といえば国譲りと因幡の白兎。
ここで出てきたのは白兎だ。
御影石で作ってあるのかな?
めっちゃ可愛い。
奥の方までずらっと白兎ちゃんの像が並んでいる。
そしてその後ろにあるのは藤の花だ。
こっちもまだ咲き始めという感じだけど、薄紫がめっちゃ映えている。
ここはお散歩するだけで癒されるなぁ。
今まで来た神社とはちょっと雰囲気が違うかも。
何か懐が深いというのだろうか。
これは神話の一幕を表した彫像だ。
奥には大国主大神が両手を上げて跪いていらっしゃる。
さて。いよいよここからが境内だ。
鳥居の奥には太いしめ縄が見えるぞ。
それでは一礼して中へ。
この太いしめ縄がかかった建物は拝殿だ。
本殿はこのさらに奥で、一般の人は近づくことができない。
なので、皆ここでお参りをするわけだ。
拝殿の裏に回ってみよう。
おおぉー、来たぁぁぁぁ!!
出雲大社に来てすごい見たかった現場。
これは宇豆柱(うずばしら)と言われるもので、鎌倉時代の出雲大社の本殿を支えていた柱の跡だ。
鎌倉時代の出雲大社は、高さが48mあったと言われている。
鎌倉時代にそんな高い建物を建てられるのか?
宇豆柱などを描いた鎌倉時代の本殿の見取り図などはずっと受け継がれて来たのだけど、実際の証拠がなかった。
けれど2000年に行われた発掘調査で、ついに柱が出てきたんだって。
その柱は出雲大社の隣にある島根県立古代出雲歴史博物館に展示されているらしい。
今日の夕方はそっちの取材もあるので楽しみだ。
でもまずはこの柱の跡。
太い3本の柱をまとめて1本の柱として、その柱の束が合計9つ。
今でもそんな物凄い大層な建築物は、この日本にないんじゃないかな。
そんなものが鎌倉時代にあったなんて、本当に信じられない。
はぁ、興奮するなぁ。
さてと、この目の前に本殿があるのだけど、塀で囲まれていて近くには寄れない。
寄れないどころか、その姿を全て見ることもできないようになっている。
ちょっと塀の周りを回ってみよう。
西側から見てみるも、、、んー、やっぱり本殿の足の方が見えない。
大社造りになっているので、高床っぽく足があるんだけどね。
さてと、そろそろ約束の時間なので、社務所の方へ行くか。
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