Travel Diary

北海道 さらに傾斜を増す利尻山 そして山腹に現る不思議な切り通し

ようやく8合目に到着だ。
ここも景色がとてもいい。

登る方角をみると切り立った峰。
斜面は深く抉れているとろこがあって、そこには雪がまだ残っている。
もう7月も終わりだというのに。

先に進もう。

少し登ると登山道の先が見える。
山の尾根の少し下辺りを進む感じか。

手前に頂上っぽいのが見えるけれど、本当の頂上は右のてっぺんの方かな。

女峰山に登った時にダミーの頂上に何度も心を折られたっけ。
頂上が見えた!あと少しだ、と思ったらさらに先に頂上が見える、というのを7回くらい繰り返した。

今回は騙されないぞー。

とりあえずガシガシ登っていく。

少し進むと山小屋が現れた。
利尻山はトイレが少ない。頂上まではこの先あと1箇所トイレがあるだけ。屋内に入れる建物はなしだ。

トイレと言っても水が通っているわけではないので、携帯トレイを持参してそれを捨てる施設があるだけなんだけどね。
ボクはホテルの送迎プランに携帯トイレがついていたので、リュックに入っている。

これは帰りに使おう。

さらに進むこと20分ほど。

山小屋もちょっと下の方に見える感じに。

そして山の西側の方を見ると、かなり崩れて地滑りが起きているような山肌が見える。
利尻山は利尻富士と呼ばれるくらいに美しい姿をしているのだけど、登ってみるとかなり崩れて傷ついた感じを受ける。

いきなり登山道が崩れたらと思うと、ちょっと怖さもあるね。

ふぅ、ようやく9合目に到着。
標高は1410mか。頂上まであと300m、もう少しだ。

小屋の辺りからは勾配が急になってきて、かなり大変だった。
少し休もう。

飲み物もかなり減ってきた。
帰りの分も考えてセーブしつつだけど、そろそろ半分の1Lを飲み切ってしまう。
まだ頂上まであるから、もう少し抑え目でいかないと。

うっし、まだ疲れてツライけど、先に進もう。
あのてっぺんが頂上だと信じて!

ボォぉ〜〜ん!
おぉっ、なんだ?携帯の音が鳴ったのか?

と思ったけど、音が鳴る設定にはしていない。
地上の方を見ると、その音の正体が分かった。

フェリーだ。
海の上に白くポツッと見えるのがフェリーだね。
肉眼だともはや何か分からない。海の上だから船って想像できるけど。

どうやらフェリーが汽笛を鳴らしたみたいだ。
びっくりしたなぁ。

そしてここまで登ってきた道のりもはっきりと見える。
うん、いい眺めだ。

そして登山道はさらに傾斜がキツくなって厳しさを増す。
地面には木の角材。そして両サイドにはロープが引いてあって、登山をサポートしてくれる。

逆に考えると、これがないと急すぎて転倒や滑落がし易いということだ。
それ程までに急なので、単に足を進めるだけでもキツイ。

それでもさらに進むと、山とは思えないおかしな光景が見えてくる。

ここだけ切り通しみたいになってるぞ。
何だここ?

本来なら普通に土がある所が、中央部分だけ深く抉れている。
まあ、通り易くはなっているけど不自然だよね。

疑問を持ちつつ先へ。
頂上までは多分もう少し。
ラストスパートだ。

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