20分ほど自由時間をくれるらしいけど、多分、そんなもんじゃ皆集まらないだろうな。。。
20分だとほとんど、何も見れない。
スークにはお土産屋さんが、ずらっと並んでいるけど、ボクは特に欲しいものもないなぁ。
皆に着いていくか。
伊佐さんを先頭に、お土産屋さんに片っ端から入って行く。
ジュラバを中心にざっと見て、値段を聞いていく。
やっぱり手慣れたものだ。
見ては次、見ては次と、どんどん進んで行く。
と、1つのお店の前で足が止まる。
同じ形で異なるカラーのジュラバを取り揃えたお店だ。
この色違いのジュラバ、皆で着たら映えるだろうなー。
女性陣が皆食いついている。
一人一人、どの色がいいか、選んでいるみたいだ。
。。。あっという間に時間が過ぎていく。
20分くらいかけて、ようやく決まったようだ。
集合時間は、、、うん、過ぎてるよね。
途中飲み物を買いつつ、急いで(?)集合場所に戻る。
イッサンお待たせー。
イッサン、アッサン、ヤマニーさんは、近くのカフェで休憩だ。
そして、駐車場までイッサンが戻り、バスを持ってくる。
今度は、どこに向かうのか。
10分弱で、どこかに到着。
お、すごい!
目の前には絶景が広がっている。
少し高台のようになっていて、フェズの街が一望だ。
下から吹き上げてくる風に、身体を持っていかれそうになる。
ここでも、皆で記念撮影。
記念撮影の他に、人によっては絶景をバックに、プロフ用の写真を撮っている仲間も。
上手く撮れば、インパクトのある写真になりそうだね。
そして、ヤマニーさんが、フェズの街を説明してくれる。
フェズには世界最古の大学があるそうだ。
モスクと併設されているので、この高台からも見れるそう。
目印は、モスクのミナレットだ。
お、あれかな?
一つだけ高い塔の様なものがある。特徴的なので、分かり易い。
それにしても、世界最古の大学がこんな所にあるなんて。
改めてフェズの歴史の深さを感じるね。
今いるフェズの位置を、グーグルマップで検索。
すると、街の西の外れの方に、現在位置のポイントが。
ん?
今いる所のすぐ横に、今日泊まるホテルの表示がある。
左側を見てみると、確かにホテルっぽい建物が。
しかも、立派だ。今日のホテルは5つ星みたいだから、すごい期待していたんだよね。
今日は、シャワーにも困らなそうだ。
「では、次の場所にいきますよー」
出発の時間か。皆でまたバスに乗る。
高台を下っていくと、バスは新しい旧市街の外れの方へ。
通り過ぎる街中をよく見ると、カフェが数多くある。
そして、そのテラスには男性がたくさん。皆コーヒーを飲みながら、話をしたり、こちらの通りの方を眺めている。
時刻は16時半くらい。
男性は仕事をしていないのだろうか。そして、何やってんだろ?
結局、謎だ。。。
バスが停まり、皆が下車する。
着いたのは、フェズの陶器を作っている工房だ。
工房に入ると、作りかけの数多くのお皿やタジン鍋が。
まだ焼きを入れる前なのだろう。
白い素材に、様々な色で模様が入れられている。
焼くと色が濃く出るのだろうが、薄い感じもパステル感が出て綺麗だ。
あとは、模様の型なのかな。
格子模様など、イスラムっぽい特徴が出た型が、無造作に床に置かれている。
工房の奥に目を向けると、職人さんが作業を黙々としている。
椅子に座り、前かがみで筆を執り、色付けをしている。
カメラを向けても気づかないくらい真剣だ。
この辺りにある、作りかけの陶器は、全て職人さんのハンドメイドのようだ。
お皿自体はある程度機械で作っているのだろうけど、最後の仕上げは全て手だ。
一つ一つ作り上げるのに、結構時間が掛かるのだろうな。
工房を抜け、次は併設されているショップへ。
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