女子トイレはもの凄い渋滞だ。時間が掛かりそうだね。
トイレに入る前に、2MDHのチップを渡す。
モロッコでは、トイレに入る時にチップを渡すのが通例のようだ。
そして、トイレを貸してくれたレストランで何か買ってあげないと。
このレストランは、かなりスイーツを取り揃えている。
しかも、ショーケースを見た感じ、どれも美味しそうだ。
このあたりは元、フランス領の名残なのだろうか。
ボクは何にしよう。
ジェラートやケーキなど、いろいろ目移りしてしまう。
今の気分は、ピスタチオのジェラートかな。
これお願いします。
18MDH、日本円にすると360円ほどか。
そんなに安くはないね。観光地値段っぽい。
他のメンバーたちも、それぞれスイーツを買っている。
ほとんどがジェラートだ。
ピスタチオの他に、チョコレートやレモンのフレーバーを頼んでいる人も。
これ食べる?
「いるいるー。じゃあ、私のもあげるよ」
ふっふっふ。
こちらからあげて、結局向こうのジェラートを頂く作戦、成功。
チョコレートのジェラートうまっ!
かなり濃厚で、ビターな苦さとミルクの甘さがちょうどいい。
すると、「なあなあ、チョコレートケーキ食べてくれへん?」
え?いいの?
ありがとー、食べる食べる!
いただきます。
うん、美味しい!。
こうれはかなり濃厚というか、人によっては甘すぎな感じだよね。
「そう、めっちゃ甘いんよ。食べられへんわ~」
そうかそうか。
なら、ボクがいくらか食べてあげよう。
あと、こっちのピスタチオジェラートどうぞ。
皆とテーブルについて、ワイワイ食べる。
なんか青春って感じで、いい。
「みなさーん。それでは、そろそろ行きますよー」
イッサンが号令をかける。
そうだね。ぼちぼち行かないと、フェズに着くのが遅くなりそうだ。
というか、もうすでに1時間くらい押してるんじゃないか。。。
爽やかなイフレンの街に別れを告げ、バスで再び走り出す。
途中の山道で、少し気分が悪くなった人もいたようで、不安な人は酔い止めを飲んでいる。
ボクは酔いは全然大丈夫そうだな。
バスは高原を走る。
イフレンの周辺には、冬はスキー場になるところもあるそうだ。
まさに、遠くの丘はそんな感じ。
お!
窓の外!羊がめっちゃいる!!
ありがたいことに、イッサンがバスを停めてくれる。
皆で降りて撮影会だ。
道の脇の牧草地帯で、羊が普通に放たれている。
のんびり草を食みながら、後ろを羊飼いと牧羊犬が追う形だ。
生の放牧をはじめて見たよ。
中々長閑な風景。
10分ほど、撮影をしたのち、またバスが走り出す。
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