荷物を解き終わり、夜の永康街に繰り出すために下の階へ。
1階のエレベーターホールで、他の2人を待つ。
お、やってきた。
「それじゃ、行きますか」
外へ続くドアを開けると、瞬間にモワっとした蒸した空気が顔面に張り付く。
うっ、全然涼しくならないな。
ホテル前の大通り沿いを東に進むと、通りを渡った正面に行列が。
「うそ、まだ並んでるよー」
鼎泰豐の本店だ。
さすが人気店の本店。もう9時になるというのに、朝からずっと行列が絶えないらしい。
「ねぎ焼き食べたい!」
先輩の奥さんの友達が、昨日食べたねぎ焼きにはまったらしい。
ねぎ焼きか。
美味しそうだね。
永康街の真ん中を貫く通りを進んで行くと、十字路の角に目的のお店が。
すごい、この時間なのに10人くらい並んでいる。
2人が列に並び、色々な具が入ったねぎ焼きを注文。
「んー、暑い!美味しい♪」
片手で食べられる形になっており、包みの上部から覗くねぎ焼きを頬張っている。
「はい、どうぞ、食べてみなよー」
お、ありがとう。それじゃ、いただきます。
一口頬張る。
あっつ!ガンガンに熱く焼いているせいで、中々噛めない。
これは口の中ヤケドしそうだなぁ。。
でも、美味しい!
ねぎはもちろん、チーズや何やら色々入っているので、豊かな風味になっている。
永康街の通りはまだどこも賑わっていて、飲食やらお土産屋さんやら、歩いているだけでも楽しくなってくる。
「マンゴーアイスのお店どこ?」
先輩が奥さんに尋ねる。
「すぐそこだよ」
え?
十字路の反対側に、めちゃめちゃ多くの人だかりができているお店がある。
確かにマンゴーアイスのお店だ。思慕昔(スムージー)というお店らしい。
こんなに混んでいるお店に行くの?
「大丈夫。近くにもう一つ店舗あるから、そっちに行ってみよう」
通りを一つずらし、さらに奥へ入って行く。
と、30mほど先に「思慕昔(スムージー)」の店名が。
てか、こっちも並んでない?
近くに行き見てみると、お店の前には立ち食いのテーブルが並んでいて、そこに人が多く集まっているみたいだ。
しかし、店内も人が多い。
それじゃ、注文しますか。
少し並び、マンゴーアイスを注文。
席あった?
「んー、ないかなぁ」
確かに、どこもいっぱいだ。
あ、あそこ人が帰りそう。
店内に急いで入り、空いたテーブルを確保!
台湾も、自分の食べたものはテーブルに置きっぱなしの文化なのだろうか。
店員が片付ける前に座ったので、前の人のお皿やトレーをテーブルの隅に片付ける。
はぁ、店内で席確保できてよかった。
「何頼んだの?」
注文時に外で待っていた先輩の奥さんが尋ねる。
何かな~。
「これでまさかのティラミス味とかだったら衝撃なんだけど」
ふふふ。
ボクらの注文した注文番号が、電光掲示板に表示される。
先輩が取りに行く。
「じゃーん」
「おー、スゴイ、大きい。てか王道のマンゴーアイスでよかった」
思ったよりも大きいマンゴーアイスだ。
これ1人じゃ食べきれないでしょ。
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