各々プールへ行く準備を終えて、3階に向かう。
エントランスやフロントがあり、このホテルの中心になるのは3階になる。
「我々はクラブフロアだから、ラウンジで飲み物が飲み放題なんだよね」
ということで、プールの前にまずはエントランスの正面にあるラウンジへ。
人もほとんどいなくてゆっくりできそうないい雰囲気だ。
ボクはパイナップルジュースでお願いします。
ソフトドリンクや、コーヒー、紅茶の他にも、グラスワインやビールも無料みたい。
本当はケーキなどの軽食も一緒にオーダーするのが礼儀なのだろうけど、誰一人と頼まないw
では、かんぱーい。
ふぅ、美味しい。100%じゃないのがアレだけど、無料で飲めるのならいいか。
ゆっくりとしながら旅の移動の疲れを癒していく。
とりあえず今日のこれからの予定を改めて皆で確認。
まずは、この後に屋外のプールだね。
パイナップルジュースを飲み終わたので、アイスのカフェラテを追加注文。
カフェラテはかなりミルクが多めの配分だ。
「てか屋外のプール18時に閉まっちゃうから、何気にあんまり時間ないよ」
18時に閉まっちゃうんか。今は17時過ぎ。
確かに堪能する時間が限られているようだ。
それじゃプールに行きますか。
ラウンジを後にし、1階のプールへ向かう。
おぉ、何かリゾートっぽいプール。
ちょうどサンセットの時間が近いので、オレンジの太陽が輝いているのが見える。
めっちゃいい景色じゃないですか。
まずはとりあえずプールを一周。
プールは2階構造に分かれている。
2階部分は主に大人向けで、インフィニティプールのようないい眺めが特徴だ。
下の階に行く。
下の階は子供専用の浅いプールがあったり、波のプールや、アスレチックプールといった、ワイワイはしゃげる感じ。
もう18時に近いからか、そんなに人はいないね。
上の階に戻り、皆でプールへ。
あ、けっこう冷たい!陽が沈んできて外がそれほど暑くないのもあるけれど、けっこう寒い。
ふぅ、水の中に入って慣れてしまえば何ともないけれど、入り始めはヤバいな。
プールの縁にたどり着くとこれまた絶景だ。
海面がオレンジ色に輝いている。
あぁ、これはいい。ほんとに極楽だ。幸せな気分になってくる。
ずっと見ていられるよ。
「あと10分で終了になりまーす。よろしくお願いしまーす」
ホテルの係りの人が、プールから出る準備を促し始めた。
この気持ちのいい時間もそろそろ終わりか。もっと長い時間堪能したかった。
せめて完全に陽が落ちきるまで開けていてくれないものか。
プールから上がり身体を拭く。
次は屋内のプールだ。
ホテル棟に戻り、1階の通路を進む。
屋内プール兼大浴場のフロントに入り、ロッカーのキーをもらう。
なんかスーパー銭湯のような感じだ。
ロッカーに着替えを入れて、水着のまま屋内プールへ。
お、暖かい。さすが室内だ。
中にはプールの他にサウナもある。
露天のプールもあるみたいだ。
そっちに行ってみよう。
屋内のプールは露天も含めて小さめ。
あまり泳ぐことが難しいので、浸かるだけだ。
目の前はタイガービーチという浜になっている。
バナナボートなどのアクティビティは目の前の海でできるらしい。
だが残念なことにここからだと角度的にサンセットが見られないんだよね。
わずかに空が赤くなっているのを確認できるだけだ。
ゆっくりと暗くなっていく黄昏時を、皆で空を見上げながら過ごす。
「完全に陽が落ちたね。いい時間だし夕ご飯食べに行こうか」
そだね、ジャッキーステーキハウスで食べたきりだからお腹が減ったよ。
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