貴船神社を後にして、貴船のバス停の方へと戻る。
次の目的地は鞍馬寺だ。
マップで見ると、貴船神社から1kmも離れていない感じなので、すぐに行けそうだ。
事前に調べたところでも、鞍馬寺から貴船神社までは30分くらいとあった。
どうやらこの橋を渡って鞍馬寺の方へ行けるみたいだね。
チラッと見た感じ、すぐに上りの山道になりそうだ。
サクッと登って鞍馬寺に行こう。
門をくぐると早速上りの山道だ。
それもけっこう急勾配。
30分くらいなら距離はそれ程ないはず。ちゃちゃっと行ってしまおう。
日陰なので陽は直接当たらないからいいけれど、もう春に入り始めていることもあり中々暑い。
コートを着ているので、すぐに汗が吹き出してくる。
急勾配が続くなぁ。
これはルートを失敗したか?
元々は鞍馬に先に行ってから貴船に向かう予定だったけれど、先に貴船に行ってしまった。
鞍馬と貴船の標高差をまったく考えてなかったのだけど、多分鞍馬の方が標高高いよね。
先にバスで鞍馬の方まで行ってしまった方が、貴船までは下りだったんじゃないか?
チッ、選択ミスだ。
しばらく登っていると、上から、つまり鞍馬の方から親子がやってくる。
「こんにちはー」
こんにちは〜。
挨拶を交わしすれ違う。
こっちは汗だくで引いてないだろうか。。。
その後も2組みの鞍馬の方からやってくる人とすれ違う。
やっぱ最初に鞍馬に行くよね。
ふぅ、汗がヤバイ。
こんなところで修行していたとは、さすが牛若丸、源義経だ。
鞍馬と言えば、義経と鞍馬天狗の話が有名だ。
天狗に育てられた、なんて伝説が今も語り継がれている。
天狗云々はそれとして、幼少期の牛若丸時代に鞍馬寺にいたことは本当っぽいんだよね。
そこに今から行けると思うと、ワクワクする。
が!
ちょっと休憩しつつ、体温を下げよう。
着ているコートを脱ぎ、風を服の中に取り込む。
やっば、背中の方はグショグショだ。
。。。うし、先に進もう。
15分くらい登ったけれど、マップを見る限りまだまだ先は長そうだ。
汗をたらしながら登っていくと、建物発見!
小さいながらも、存在感のある建物だ。
『奥の院 魔王殿』と書いてある。
この魔王殿は、護法魔王尊が降臨した磐坐として、昔から崇拝されてきたみたい。
しかし、嫌なものを見てしまった。
本殿まであと1kmもあるのか。ここまで600mもなかったみたいだ。
まだ半分も来ていない計算になる。
はぁ、心が萎えかけるな。貴船に戻りたくなる。
いや、でもここまで来たのだから先に進もう。
またしばらく登っていく。
さっきよりは勾配も緩やかになって来たので、少しは楽だ。
少し開けた場所に出る。
奥の方にお社があるので、ちょっと行ってみよう。
義経堂だ。
東北で亡くなった義経の御霊がここに戻り、遮那王尊として祀らているそう。
手をあわせてお祈りしよ。
っしゃ!
まだあと半分くらい。
気合入れて登りますか。
この記事へのコメントはありません。