上空から、白の街カサブランカが見えてくる。
広大な畑の中に、数多くの数階建てのマンションが現われ、コントラストを作っている。
無事、カサブランカに着陸!
長かったーー。
そして、窓の外はすでに砂埃っぽい感じがする。
皆、伸びをしたりして体をほぐしている。
ボーディングブリッジを渡っていく。暑い感じが伝わってくるな。
イミグレに進むと、長蛇の列。
マジか。これ時間かかりそうだな。
と、空港スタッフの方が、別のレーンを案内してくれた。
こっちは外国人用のレーンで、少し空いている。
無事入国審査も通り抜け、バゲッジレーンでスーツケースが出てくるのを待つ。
これでロスバケしたら、まじで泣くなー。
しばらく待っていると、荷物が出てきた。
お、あった!
スーツケースもちゃんと着いて一安心。全員分、問題なかったようだ。
税関を抜けた後に、まずはトイレタイム。
そして、比嘉さんは皆のお金を集めて、両替に行ってくれる。
伊佐さんはガイドさんを探しに。
そして、現地でSIMカード購入組はショップを探しに、一旦バラバラに。
再び皆集合して、空港の外へ。
めっちゃ暑そうだなぁ。
空港の外に出ると、きつめの太陽光線が肌を直撃。
お?思ったよりも暑くない。
ジリジリ焼くような暑さはあるものの、強めの風がいくらか暑さを和らげてくれる。
少し進むとガイドさんと合流。
モロッコ人のガイドさんは、背の高いイッサンと若めのアッサンの2人だ。
イッサンは日本語を話すことができて、中々いいキャラをしている。
よくいる、日本語を話すおちゃらけたガイド、って感じだ。愛嬌があって親しみやすい。
2人の先導で、空港内の駐車場を進んでいく。
それほど暑くはないと思っていた気温も、だんだんと体に効いてくるな。
スーツケースを転がしながら歩いていると、すぐに汗が出てくるよ。
10分ほど歩いて、ボク達が乗るマイクロバスに到着。
10人も乗れるだけあって、荷物を入れるスペース含めて、かなり大きめだ。
これからモロッコ滞在中の8日間、よろしくお願いします。
皆で適当にバスに乗り込む。
ボクは一番後部の座席左側。比嘉さんと一緒に座る。
静かにバスが走り出し、空港のゲートを抜けた。
さて、いよいよモロッコの旅の、本当の始まりだ♪
どんな旅になるのか、これから何を感じるのか、本当に楽しみだ。
しかし、モロッコに着いた途端に、いきなりの試練。
今いるカサブランカから、モロッコ北東部の青の街、シャウエンまで約7時間のバス移動なんだ。
トランジット含めて22時間のフライトの後に、さらに7時間の車移動。
本当にツライかも。。。
ただ、バスの窓から見える景色は、日本とだいぶ異なり新鮮だ。
乾燥して固そうな土に、雑草がいくばくか生えている大地が、遠くまで続いている。
ハイウェイの中央分離帯付近は、人工的に草花が植えられていて緑があるけれど、そこ以外は殺風景。
あまり面白みがないと言えるかも。
しばらく走ると、左手側に海がチラッと見えてきた。
地中海だ。
この辺は海沿いを北上するみたい。
すると、バスが進路を右に変え、ハイウェイ外れのパーキングエリアへ。
ガソリンスタンドと小さなコンビニが併設された、簡易的な休憩所だ。
トイレ休憩と飲み物を買う時間が与えられる。
皆、移動に次ぐ移動で、相当疲れが溜まっているようだ。ぐったりしているのが、よく分かる。
コンビニの中をひとしきり見て、大体の相場を見ようか。
売っている飲み物は、お水に炭酸系、あとはヨーグルトドリンク、ジュースといったところ。
ムスリムの国なので、酒類はなしだ。
値段はお水が6MDH。炭酸系は10MDH。ヨーグルトドリンクは6MDH。
その他っの商品は、スナック類のお菓子や雑誌、おもちゃなど。
うん、日本のコンビニとそんなに変わらないかも。日本の方がかなり品数は多いけど。
あとはカフェが併設されている。
コーヒーやパン類があり、パンは奥のキッチンで作っているみたいだ。
しかし、チラッと見えたキッチンの衛生面やクオリティはかなり心配。
食べるのはやめておこう。
この休憩所でかなり時間を取ったんじゃないか?
もう30分くらいは経っている気がする。皆も疲れていたから、ガイドさんが気を利かせて休ませてくれたのかな。
バスがシャウエンに向けて、再び走り出す。
だんだん皆の声も聞こえなくなり、寝出したのが後ろから分かる。
この記事へのコメントはありません。