時刻は22時を過ぎている。
今から夕ご飯か。皆疲れ過ぎていて、言葉少なめ。食欲もそんなになさそうだ。
「いらっしゃいませー」
え?日本語?
どうやら、このレストランのオーナーは日本人の方のようだ。
「皆さん長旅お疲れ様でした。ゆっくりしていってください」
ありがとうございます。
こんな遅い時間に。
料理はコースというか、決まったものが出てくるみたい。
はじめにドリンクを注文。ボクは珍しいアボカドジュース。
アボカドジュースは、、、ぬるい。
味は日本でも飲んだことある感じで、少しねっとり重くて甘めだ。
そして、最初に食卓に運ばれてきたのは、モロッカンパン。
平べったく丸いパンで、食感は粗めで麦の味が強めの感じだ。
オリーブオイルに浸して口に運ぶが、かなりパサパサ。
日本のしっとり柔らかいパンに慣れてしまうと、どうしても美味しくは感じない。
続いてスープがサーブされる。
こちらも伝統的なモロッコの野菜スープだそうだ。
見た目はコーンポタージュよりも濃い茶色。
味の方は、野菜の味がするが、これまた出汁文化の日本人としては物足りない。いまいちパッとしない感じかな。
続いて来たのはモロッカンサラダ。
きゅうり、トマト、ニンジン、セロリなどを、小さくサイコロ状に切って混ぜ合わせただけのものだ。
少し食べてみるも、味付けはなし。ほとんど生野菜だね。
それにしても、ウェイターさんのキャラクターが濃すぎる。
「ナカマ、ナカマー」とか、いちいち言いながらお皿を出してくる。
陽気というか、適当というか。
まあ、面白い感じだ。疲れた皆を少しほっこりさせてくれる。
メインはタジン。
野菜と鶏肉をとんがり鍋のタジンで一緒に煮込んだものだ。
蓋を開けると、野菜と鶏肉の風味が一気に広がる。
これは美味しそうだ。
うん、味付けもなかなかいい感じ。
そして最後はデザート。
これはモロッコのヨーグルトだ。
ヨーグルトの上に、ブルーベリーのソースと砕いたナッツが乗っている。
うまっ。申し訳ないけど、これが一番美味しいかも。
フゥ、ご馳走様。
何か美味しいのか美味しくないのか、よく分からない料理だった。
うしっ、いよいよホテル!
約2日ぶりにベッドで眠れる。
ホテルはレストランから徒歩1分。めっちゃ近い。
狭い路地の一角で、ホテル自体も敷地面積はかなり小さい感じだ。
中心が吹き抜けになっていて、4階建て担っている。
今回、男性参加者は3人。
1人はシングルの部屋になる。そして1人でゆっくり部屋を使いたかったので、ボクの部屋をシングルにしてもらった。
部屋は3階。
中はっと、うーん狭い。
2星って感じ。
ベッドと洗面所とトイレにシャワー。
本当に必要なものしか揃っていない。それも久々に経験するレベルのクオリティ。
ま、今日は移動につぐ移動で疲れているし、早めに寝るだけだからよしとしよう。
日記を書いたりしたかったけど、そんな気力もなし。
明日の朝は早く起きて、シャウエンの朝を楽しもう。
それじゃ、おやすみ。
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