Travel Diary

モロッコ ホテルの部屋と変わらない快適さ・砂漠のテント

テントの入り口は、二重のジッパーになっていて、砂が入り込まない様に工夫されている。
テントの素材も、外側は厚手で頑丈なビニール製っぽい。
これならちょっとの風でもびくともしないし、砂漠夜の寒さも中に入り込まないだろう。

入り口をくぐる。

おぉ!思ったよりも、すごい部屋っぽい!
ホテルの部屋とそん色ないよ。

3つのベッドが部屋のほとんどを占めているけれど、スーツケースを半分くらい広げられるスペースはある。
そして驚きなのが、水回りだ。

段差がある高い場所に、洗面所とトイレ、そしてシャワールームがある。

洗面所、トイレは3つ星ホテルと変わらない感じ。
シャワーはもちろんバスタブはないが、ビニールカーテンで仕切られていて、汚れを流すだけなら問題なさそうだ。
お湯がちゃんと出る前提だけどね。

そうだ、他の部屋はどうなってるんだろ?
隣のテントはひろしのテント。そしてその隣は女子3人のテントだ。

どのテントも内装は同じような感じか。
大きな違いはベッドの数が2つか3つかの違いだ。

「夕ご飯の用意ができたみたいだよー」
伊佐さんの合図で、皆が最奥のテントに集まり始める。

中にはテーブルがいくつかあり、ボクらの席は入り口入って、右奥らしい。

残りのメンバーも集まってくるが、ボクらとは違う欧米人もテントに集合してくる。
ん?皆で食べるのか?というか、彼らはまだご飯を食べていなかったのかな?
「どうやら、私たち待ちだったらしいよ」

マジか。。。
まさか全員揃ったらご飯ということを知らなかったので、いつも通り時間を気にせず砂漠ではしゃいでた。
21時近くまで待たせるなんて、他のグループの人たちに対して、本当に申し訳ない。

他のグループの人たちもテントに集合。
席に着くと、飲み物や食べ物が運ばれてくる。

そして、テントの皆でカンパーイ!!
他のテーブルの人たちとの乾杯は、待たせてしまっていたこともあり、ちょっと気まずい。

今日の晩御飯も、だいたいいつもの通りだ。
モロッカンパンに、スープ、タジン鍋が並ぶ。
ちょっと違うのは、アラブ系の国でよく食べられている、世界一短いパスタ・クスクスがあることだ。

行きの飛行機の中で出てきたけど、薬の味がしてマズかったんだよね。
ここのクスクスはどうだろ?

いただきまーす。
お、けっこう美味しい。

めっちゃ美味しいというわけではないけど、タジン鍋のスープを掛けてあっさりした味付けでいただく。
これが本当のクスクスの味なのだろう。

「あの人イケメンじゃない?」
女子たちが、料理を運んできてくれる少年を指して言う。

ここのスタッフは、砂漠の民であるベルベル人ということだ。
ジュラバを着て、ターバンを巻いている。

そして、一番若そうな少年スタッフは、本当にかっこいい。
整った顔立ちだ。

「ひめ、さっきラクダが暴れた時何が起きてたん?」
そうそう。ボクもそれ知りたかった。
「ラクダに手をちょっと噛まれたんだよね。全然傷はついてないから、大丈夫なんだけど」

マジか。。。
それはびっくりするね。
ラクダ特有の病原菌とかあるかもしれないから、それが少し心配だ。

それじゃ、ご馳走様。
毎日夜遅めの夜ご飯。そろそろ19時くらいに食べたいよ。

ご飯を食べ終わり、皆それぞれのテントに戻って行く。
歯を磨いてテントの外に出ると、何人かはテント前の広場で写真を撮ったり、話したりしている。
欧米人のお客さんは、焚火の周りで静かに過ごしているようだ。

が。
その静寂をぶち壊すものがいる。

ジュラバをきたスキンヘッドのおじさんが、焚火の方で急に手拍子を打ち踊り始める。
しかも、ボクらのグループを巻き込んで。

聞くところによると、このおじさんはこのテント施設のオーナーらしい。

皆よく分かってないけど、何となくのノリで焚火の周りを踊り始める。
欧米の他のお客さんは、完全に引いているようだ。

そりゃそうだ。
彼らからしたら、焚火見て落ち着いていたところを、急に踏み荒らしにきた輩だ。
迷惑も甚だしいよね。

よく分からんし、ちょっと離れるか。

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