Travel Diary

ドイツ ボーフム スターライトエクスプレス本番前の気迫溢れるウォーミングアップ

衣装部屋の次に案内してくれたのは、メイクルーム。
今は女優さんが鏡台の前に座り、メイクさんとヘアメイクさんが両側について整えている。

へぇ。
こういうのって女優さんが自らメイクするのかと思っていたけれど、メイクさんが付くんだね。
ミュージカルのコンセプトが特殊というのもあるけれど、こういうところからもしっかりと整った劇団だというのが分かる。

ってか自前のシアターを持っているというだけで、かなりのものか。

それにしても、かなり濃〜いメイクだ。
彫りの深い欧米人の顔だけれど、それ以上に濃さが際立つメイク。
演劇だと舞台と客席が遠くなってしまうこともあるので、意図的にはっきりとしたメイクにしているのだろう。

すごくいい舞台裏を見られた。

続いては、階段を降りて地下の方へ。
なんか薄暗い部屋だな。

部屋に並んでいるのは、キャラクターたちの顔とも言えるヘルメット。
エクスプレスなので、それぞれのキャラのカラーや特色が異なるように作られている。

説明を聞いていると、案内してくれている広報の方は、この部屋が一番のお気に入りだそうだ。

それぞれの個性が出るヘルメット。
特徴などを熱く説明してくれる。
希望する人には特別にメットを被らせてくれて、これまたいい経験ができるね。

キャラクターの中には日本のエクスプレス、つまり新幹線もあるみたい。
なぜかキャラの名前は「ハシモト」だw

なぜ?
まあいいか。

部屋を後にして、次の部屋へ。
訪れたのは、これまた薄暗い部屋。

そこには、数々の楽器が並んでいて、奥では練習をされている方も。

ここはどうやら音響ルームのようだ。
ここで音を録音したり、練習したりするみたい。
音楽もこの劇団内で自作しているのか。

何から何まで、全部自分たちで作り上げていて、舞台が成り立っているのが分かるね。

ボクら普通のお客さんは、公演中の演じられた結果しか普段は見ることができない。
けれども、公演は全体のほんの一部で、その裏には衣装やメイク、音響、脚本など、様々な要素がいっぱい積み上がっているんだね。

これは本当にいい経験だ。

音響ルームを後にし、階段を上がる。
次にたどり着いたのは、薄暗いバックヤードだ。

上に続く階段を昇っていく。

扉の向こうに広がっていたのは、体育館のように広大なスペース。
これは舞台か!

まだ演者もほとんど揃っていない、静かな舞台が下に見える。

案内をされて下に降りることに。
もちろん舞台には上がらせてもらえないけれど、その脇の客席の方はいいみたい。

それぞれが好きなところに陣取っていると、裏の方からTシャツやパンツ姿の演者が舞台にやってくる。
皆ローラースケートを履いているな。

すると、突然舞台上をものすごい勢いで走り出した。
数十人もの演者の人たちが、連なりながら猛スピードで滑るように目の前を走っていく。

すっごい迫力!
多分本番前のウォーミングアップなのだろうけど、皆かなり本気で飛ばしている。
そのくらい真剣に、本気でやらないと怪我をしてしまうということなのだろう。

奥の方の壁では、壁を地面とほぼ平行に走ったり、段差を使って3mくらいジャンプしている人もいる。

このミュージカルすごいぞ。
ただ演じるだけでなく、運動神経も相当ないと務まらない。

2,30分ほど会場内を走り回ったのち、今度は皆で集合してのストレッチが始まる。
どうやらウォーミングアップもそろそろ終わりのようだ。

ボクらも見学はここまでのようで、広報さんの案内で舞台の外へ。

はぁ、めっちゃ興奮した。
ミュージカルの舞台裏を見られるなて、そうそうあることじゃない。

演者だけでなく、裏方のスタッフの動きなどが見られてとても感動した。
皆で一つのステージを作り上げている気迫を感じられたよ。

このあとは本番だ。
舞台裏を見られたことで、本番のステージへの期待感がめっちゃ上がっている。

ステージが本当に楽しみだ♪

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