ランチを食べていたレストランを出て、付近を散策しよう。
レストランがある広場では、何やら黒づくめの人々が集まっている。
なんだろ?お葬式?
でも悲壮感みたいなものは感じられないし。
しばらくすると、建物の中から1組のカップルが現れる。
周りの人々から祝福されている様子から、どうやら結婚式のようだ。
皆が黒服を着ているので、結婚式と分からなかった。
さて、他の場所も見に行こうか。
広場を離れて周辺散策に向かう。
付近は石畳で雰囲気がいい。
教会を発見。
ケルン大聖堂だけでなく、街の中にも装飾の綺麗な教会が普通にある。
どの教会も美しく凝った作りになっていることは、そのままキリスト教の権力の大きさの現れだ。
それだけ篤い信仰があるのだろう。
そろそろ集合時間だ。
あまり遠くにはいけなかったのが残念だけど、レストランに戻ろう。
あれ?
誰もいないな。
付近を探すもメンバーが見つからない。
ここら辺の集合であってるよな?
ヤバイ、ちと焦ってきた。
メンバーを探していると、不思議な光景が見られる。
この集団はなんだろ?
さっきの結婚式の人たちとは違う集団だ。
さしている傘には「WALK FREEDOM」の文字。
何かのデモかな?
いやいや、それよりメンバーを探さないと。
さらに周囲を見回すと、、、いた!
50mくらい離れた所にメンバーの一部の人がいるのを発見。
よかったぁ。置いていかれてなかった。
皆と合流すると、次々に他のメンバーも集まりだす。
お、バスが来た。
ボクらを迎えにきたバスに乗る。
席に着くと、コーディネーターさんがどこかで買ってきたお土産を渡してくれる。
これパン?
人型にしたパンだ。
鼻の部分には、赤い飴ちゃんが付いている。
ありがたいけど。。。
今お昼ご飯を食べたばかりなので、全然お腹減っていないんだよなぁ。
しかも、包む紙などもなく抜き身とは。。。
置く場所もないし、さっさと食べてしまおう。
バスが出発し、ケルンの街を後にする。
外では小雨が落ちてきていた。
車窓の景色を見ながら、頑張りながらパンを食べる。
ドイツには面白い建物がたくさんあるなぁ。
車内を見てみると、皆ほとんどパンに手をつけていない。
そりゃそうだ。
バスがだんだん中心部を離れていっている。
今向かっているのはおそらくボンだろう。
いよいよこの旅の最後の街。
旅が終わりに近づいていることが感じられて、ちょっと寂しさを感じる。
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