ホテルに戻り、一旦部屋に帰ってプールの準備をする。
ちょっとプールに行く前に、道の駅で買ったミニサーターアンダギーを食べよう。
ハイ、みんなもどうぞ。
しっとりしているけれど、ほんのりサクサク。
めっちゃ美味い。
お腹も少し満たされた。
さて、いつものごとく、ラウンジで一杯やってからプールだ。
日曜だからか、プールには親子連れが多くいる。
「下の波のプールに行こう」
上のインフィニティプールは、晴れていればいい眺めなのだけど、その眺めが期待できない今日は波のプールの方が遊べるかもね。
波のプールに足をつける。
うぐぅぅぅ。寒い。沖縄のプールでこんなに寒い思いをするとは思わなかったよ。
心臓が止まりそうで、なかなか深い所まで行くことができないでいると、先輩の1人が一気に肩まで浸かる。
マジか、スゴイな。
「いやー、こんなのサウナの水風呂に比べれば全然ですよ」
そうだ、サウナーだった。確かに水風呂に比べれば何てことないよね。
ボクも意を決して一気に肩まで浸かる。
ふぅぅぅ、慣れてくれば全然大丈夫だ。
「それじゃビーチボールで遊びましょ」
波のプールに胸あたりまで浸かりながら、ビーチボールを投げあう。
最初は投げあうだけだったけれど、次第にヘディング大会になってきた。
三人で頭だけを使って、何回ラリーが続くか。
ダメだ!続かない。
三人が三角形に陣形を組んでいるので、次の人にボールを回すときに少し角度をつける必要がある。
それと相手がヘディングしやすい絶妙な距離を飛ばすのは、けっこう難儀だ。
だんだん盛り上がっていってビーチボールが隣のプールに飛んで行ったりもする。
おしっ!7回ラリーが続いた!
なんていいおっさん三人がはしゃいでいるけれど、ちょっと周りの人が遠巻きに見ている感じでバツが悪い。
「そろそろあがりますか」
ほーい。
30分以上はこんなので盛り上がっていて、ふと冷静になるとちょっと恥ずかしい。。。
ボクらがプールを出ようとすると、波のプールの深いエリア、ボクらがいたエリアに一気に子供たちが入ってくる。
「うちらが邪魔だったのか!」
そうみたいですね。ちょっと大人げなく占領してたかも。
深いエリアにはボクたちがいてもまだスペースはあったのだけど、子供たちは遠慮していたのかもしれない。
ごめんね、大人げない大人たちで。
プールからあがり、そのままお風呂へ行く。
夜ご飯は那覇市内で食べる予定なので、意外に時間がないかも。
パパっとお風呂に入り、部屋で準備を整えて出発だ。
「下道だと時間がかかるから、那覇までは高速使うね」
夕方の時間帯は、那覇とつながる主要道路は渋滞していることもある。
その渋滞を避けるためにも高速を使った方がよいかもね。
本島を南北に貫いている沖縄自動車道を南下する。
これ使うと本当に早いんだよね。
1時間足らずで那覇市に到着する。
国際通り近くの駐車場に車を停め、昨日予約したピザ屋さんへ。
国際通りから少し入ったところなので、周りの雰囲気は意外にも静かだ。
「たしかここら辺にあったはず、、、あ、ここです」
雑居ビルが立ち並ぶ中、路面にいきなり現れるイタリアンのお店、『BACAR』。
入り口にはお客さんがいるけれど、予約でいっぱいです、と言われて泣く泣く引き返していた。
どうやらスゴイ人気のお店らしい。
土曜の昨日は、予約しようとしたらもう夜はいっぱいだ、って言われたしね。
今日は空いていてよかったよ。
予約をしていた7時まで、まだ少し時間がある。
前のお客さんがはけるまで、お店の前で待機だ。
「お待たせしましたー」
お、お店の準備ができたみたい。
ボクらの席はテラス席だ。といっても正面は雑居ビルなので、雰囲気はまったくないけれど。
「4人席はどうやらテラスの2テーブルしかないっぽいね。お店の中には4人で座れるテーブルもあるけど、コロナの影響で2人用にしているのかも」
ホントだ。店内には4人で座れるテーブルが3つくらいある。
けれど、どこも2人で使っていて4人で入っている席はないね。
コロナの影響はこんな所にもあるのか。
メニューは写真はなく文字のみ。
メニュー数が絞られているみたいで、品数は少ないかも。
ピザは2種類のみ。お店の顔でもあるマルゲリータを注文する。
その他はカルパッチョとカルボナーラだ。
このお店は何度も来たことあるんですか?
「我々は沖縄に来たときは必ずくる常連だから。」
ニヤリとしながら、先輩が冗談めかして言う。
で、何回目ですか?
「今回で3回目」
3回目かい!まあ、でも毎回来ているんなら、相当美味しいのだろう。
期待値が上がるってもんだ。
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